1: 武蔵野メンバー ★@\(^o^)/ 2015/01/08(木) 12:59:48.37 ID:???0.net
みなさんもご存知のように、私は日銀が史上空前の量的緩和を始めた当初から、悪性インフレをもたらすような愚行は絶対にやってはいけないと言い続けてきました。量的緩和をやりすぎてしまうと、たとえ物価を上昇させることができたとしても、国民の実質的な賃金は上がるどころか、むしろ下がってしまうだろうと確信していたからです。
国民にとって大事なのは、名目賃金が上がったかどうかではありません。物価変動を考慮に入れた実質賃金が上がったかどうかであるのです。このことは、アメリカの2000年以降の通貨安に伴うインフレの歴史が証明しています。
アメリカの2000年の名目賃金、実質賃金、消費者物価指数のそれぞれを100とした場合、2013年の名目平均賃金は97.5と下がっているのに対して、消費者物価指数は135.3と上がってしまっています。名目賃金はまったく伸びていないのに、インフレ政策によって物価が伸び続けたために、実質賃金が72.4まで下がり続け、アメリカ国民の暮らし向きは悪化していく一方であったのです。
それでは、安倍政権が誕生してアベノミクスが始動したあとの日本では、国民の実質賃金はいったいどのようになっているのでしょうか。
厚生労働省の毎月勤労統計によると、名目賃金指数を消費者物価指数で割って算出する実質賃金指数(=実質賃金/2010年平均=100)は、2013年7月から直近の2014年11月分まで、驚くべきことに17カ月も連続して減少しています。2013年前半に名目賃金が少しだけ上がったところで、円安によるインフレが進み、実質賃金を大幅に引き下げてしまっているのです。
http://blogos.com/article/102972/
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国民にとって大事なのは、名目賃金が上がったかどうかではありません。物価変動を考慮に入れた実質賃金が上がったかどうかであるのです。このことは、アメリカの2000年以降の通貨安に伴うインフレの歴史が証明しています。
アメリカの2000年の名目賃金、実質賃金、消費者物価指数のそれぞれを100とした場合、2013年の名目平均賃金は97.5と下がっているのに対して、消費者物価指数は135.3と上がってしまっています。名目賃金はまったく伸びていないのに、インフレ政策によって物価が伸び続けたために、実質賃金が72.4まで下がり続け、アメリカ国民の暮らし向きは悪化していく一方であったのです。
それでは、安倍政権が誕生してアベノミクスが始動したあとの日本では、国民の実質賃金はいったいどのようになっているのでしょうか。
厚生労働省の毎月勤労統計によると、名目賃金指数を消費者物価指数で割って算出する実質賃金指数(=実質賃金/2010年平均=100)は、2013年7月から直近の2014年11月分まで、驚くべきことに17カ月も連続して減少しています。2013年前半に名目賃金が少しだけ上がったところで、円安によるインフレが進み、実質賃金を大幅に引き下げてしまっているのです。
http://blogos.com/article/102972/